環境ストレス耐性機構研究室

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現在、地球上の陸地の25%が砂漠化の危機に瀕していると報告されており、有用土壌として農耕地に利用できるのは10%程度しかないといわれています。
砂漠化の過程においては、乾燥や表土の流出といった物理的な劣化だけでなく、塩類集積や土壌の酸性化、重金属汚染など化学的な劣化も引き起こされることが分かっています。地球環境の変化や人口の急激な増加により安定した食糧供給体制が必要とされる今、多収量品種の開発、農業技術の革新、不良土壌の改良などと同様に、ある程度砂漠化の進んだ耕地でも栽培可能な「不良土壌に耐性を持つ」作物を作出し、劣化した耕地を有効利用することが重要になると考えられます。
本研究室では、イネやシロイヌナズナといったモデル植物や野生植物を用い、これらの環境ストレスに対する耐性機構の解析、及びその応用についての研究を通して、これらの問題の解決に貢献したいと考えています。  

塩類集積土壌の様子

ページ上の写真は中国東北部に広がる炭酸塩集積土壌です。2005年5月上旬に撮影された写真ですが、この地域では土壌の炭酸塩集積が進み、土壌に炭酸塩が析出しているのがわかります。そして、土壌の化学的劣化と放牧による植物バイオマスの減少が確認されます。
この地域には中国東北林業大学の研究基地があり、植生回復への試みが行われています。付近からの家畜の締め出しなどの結果、ある程度植生の回復が確認されています。(2007年7月時点)

このような不良環境(ストレス)条件においても生育可能な野生植物の耐性機構を解明し研究することから、作物に環境ストレス耐性を付与する為に有用な知見を得られると考えられます。

更新履歴

2012.4.6 member更新、Works更新
2012.3.2 リニューアル、Works更新
2007.7.18 カウンターの設置
2007.6.11 HP開設

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